日月神示 ひふみ

全宇宙的視座から世界を探求

五十黙示録  02

五十黙示録 第二巻 碧玉之巻
昭和36年5月6日) (全19帖)

第十帖に、
「岩戸しめの始めはナギ(伊邪那岐命)ナミ(伊邪那美命)の命の時であるぞ、ナミの神が火の神を生んで黄泉国に入られたのが、そもそもであるぞ」
「夫神、妻神、別れ別れになったから、一方的となったから、岩戸がしめられたのである道理、判るであろうがな。」

夫神(伊邪那岐命)とは地球の事、妻神(伊邪那美命)とは月の事である。
そして火の神とは原始地球に衝突した仮想天体「テイア」の事である。

「その後、独り神となられた夫神が三神をはじめ、色々なものをお生みになったのであるが、それが一方的であることは申す迄もないことであろう、」
「妻神も同様、黄泉大神となられて、黄泉国の総てを生み育て給ふたのであるぞ、この夫婦神が、時めぐり来て、千引の岩戸をひらかれて相抱き給う時節来たのであるぞ、うれしうれしの時代となって来たのであるぞ。」

原始地球にも地球全体を身体とする意識体が存在していて、その神は地球と月に分離してしまった事態をとらえて、「千引の岩戸」と呼称したのであろう(神話上の命名)。

この地球意識には地球自体を補修する力はなく、造物主の化身であるアマテラスを地球霊王として迎え、破壊された地球の修復に当たらせたのである。
環境を整えた霊王はやがて鉱物・植物・動物・人類すべての意識の創造進化の原動力となって働き始める。

「千引の岩戸をひらかれて相抱き給う時節」とは月と地球の未来永劫に渡る安定した重力関係がまもなくもたらされることを語っている。

人類の転生がないと月は地球の引力から離れてしまい、この太陽系における混乱は、やがて全宇宙の惑星軌道に大混乱をもたらすことになる。

「次の岩戸しめは天照大神の時ぞ、大神はまだ岩戸の中にましますのぞ、ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞと知らせてあろう。」

最初の岩戸閉めは「ジャイアンインパクト」、つまりは地球の月との分離。
二度目が霊王の人類支配権の喪失。
もちろんダマシタ神などというものは存在していない。
造物主は霊王の廃嫡を求める人類指導者たちの要請を受け入れ、他の神霊たちに人類の指揮権を与えたのであるが、こうした状況をダマシタ神として神話的に語らせたのである。